
ヒトラーやナポレオンの出現をはじめ、数々の予言を的中させたミッシェル・ド・ノストラダムスは、次のように予言している。
「ヨーロッパでは、長く期待してもついに再びあらわれない
それがアジアにあらわれる
大いなるヘルメスから生まれて団結するその国
東洋のすべての国をも超えるだろう」人類滅亡の予言で世紀末を騒がせたノストラダムスの予言は、世間では外れたと認識されているが、研究家の解読が的外れだっただけであり、決して予言が外れた訳ではない。
ノストラダムスは、高度な天文学に基づく「マヤ暦」と対応した『新約聖書』の終末預言「ヨハネの黙示録」の内容を、占星術や透視を使って詳細に記したのである。
まず、ヨーロッパで長く期待しても再び現れない者とは、「イエス・キリスト」を指す。
それがアジアに現れ、東洋のすべての国を超えるという。
聖書で予言された「再臨のイエス・キリスト」が、アジアに現れるというのだ。
東洋のすべての国を超える国とは、普通に考えれば中国であろう。
だが、ロックフェラーが国連に宛てた書簡には、次のような近未来図のメモが添付されている。
「新しい単一世界国家の市民が出現し、アメリカ、イギリス、中国の政府は瓦解し、他国も無政府、無秩序状態に陥る」また、ロックフェラーの番頭であるヘンリー・キッシンジャーは、このように述べている。
「われわれは、中国がアジア諸国を支配しようとすることは絶対に許さない」ノストラダムスが予言する、東洋のすべての国を超えるアジアの国が中国ではないとしたら、一体どこの国なのだろうか。
1952年、ローマ教皇ピウス12世は、ラジオで日本国民に次のようなメッセージを送っている。
「いと慈愛深き我らの救い主は、来たるべき世紀を予言して、東の国の多くの人々が天国の饗宴に座する為、来り参ずるであろうといわれました。
この喜ぶべき予言が、私の愛する日本に実現しますように……」何と、ローマ教皇が「日本にイエス・キリストが再臨する」と述べているのだ。
ルシファーの国である日本を滅ぼしに来るのではない。
これは爆弾発言である。
ローマ教皇庁は、世界で10億人の信者を有するカトリック教会の総本山である。
キリスト教全体では20億人、実に世界人口の1/3がクリスチャンなのだ。
更に、ロックフェラーの書簡には、このようなメモも添付されていた。
「バチカンとエルサレムは、宗教テロリストに破壊される」事実、過去に100%の事柄が的中してきたという「聖マラキ予言」でも、次の教皇が最後の教皇になるという。
ローマ教皇庁が瓦解し、イエス・キリストが日本に再臨したとすれば、日本が東洋の大国になる可能性は十分ある。
もっと言えば、西洋文化圏に代わって、日本主導型の社会体制が構築される可能性さえ秘めている。
「日ユ同祖論」の提唱者マクレオドは、『旧約聖書』に精通し、古代イスラエルと日本の文化の共通性に気付き、独自の調査の結果、「失われたイスラエル10支族」が古代日本に渡来していたことを突き止めた。
そして、『旧約聖書』の「エゼキエル書」に予言されているメシア「ダビデ王」が、日本の天皇家から出ると断言した。
「ヨハネの黙示録」第7章にも同様の予言がある。
「また、一位の天使を見た。
この天使は生ける神の刻印を持って太陽の昇る方角から昇ってきた」これは日出ずる国「日本」を指し、太陽神「天照大神」を皇祖神とする天皇家を暗示している。
ユダヤ人物理学者のアルバート・アインシュタインは、『世界の盟主』と題した次のような詩を遺している。
「近代日本の発達ほど世界を驚かせたものはない。
この驚異的な発展には他の国と異なる何かがなくてはならない。
長い歴史を通して一系の天皇をいただいているということが今日の日本をあらせしめたのである。
私はこのような尊い国が世界に一ヶ所位なくてはならないと考えていた。
なぜなら世界の未来は進むだけ進み、その間幾度か戦いは繰り返されて最後には戦いに疲れる時がくる。
その時人類はまことの平和を求めて世界的な盟主を挙げねばならない。
この世界の盟主なるものは武力や金力ではなく、あらゆる国の歴史を抜き越えた最も古くまた尊い家柄でなくてはならぬ。
世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る。
それはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。
我々は神に感謝する。我々に日本という尊い国を作っておいてくれたことを」「我々」とは、明らかにユダヤ人を指している。
アインシュタインは血統的ユダヤ人ではないが、ユダヤ人の定義が「ユダヤ教徒」である以上、アインシュタインは日本人(イスラエル10支族)を同朋と考えていたのだろう。
10支族は「ユダヤ教徒」ではないが、『旧約聖書』では「10支族と2支族(ユダヤ人)が再び統合した時にメシアが現れる」と予言されている。
日本人こそが「失われた10支族」の末裔で、ユダヤ人が待望するメシア「再臨のダビデ王」が天皇家から現れることを知っていたのではないだろうか。
その他、20世紀最大の大霊能者と呼ばれたスウェーデンの科学者スウェデン・ボルグも、同様の予言を遺している。
『新約聖書』を教典としないユダヤ教では、イエスをメシアとは認めななかったが、イエスはダビデ王の子孫であり、再臨のダビデ王は「再臨のイエス・キリスト」なのだ。

では、「再臨のイエス・キリスト」とは一体何者なのか。
天皇家とどのような関係にあるのか。
「天照大神の岩戸隠れ」の神話は、聖書に記述されている「イエスの死と復活」の記述と完全に一致している。
つまり、皇祖神「天照大神」の正体は「イエス・キリスト」なのだ。
その証拠に「天皇」という文字を漢字打破法で分解すると、「工・人・白・王」となる。
「天」は「一大」ではなく、元来「工人」らしい。
工人とは大工のことで、天皇は「大工の白王」という意味になる。
イエスはダビデ王の末裔の大工の息子として生まれ、家業を手伝っていた。
イエスは「私は世の光である」と語ったが、「白」は光の色を表している。
また、洛書では「白」は東北を表す色だが、話が複雑になるのでここでは割愛する。
つまるところ、「天皇」とは「イエス・キリスト」を意味する漢字なのだ。
「天照大神=天皇=イエス・キリスト」であり、我々が呼ぶ天皇は正式には「天皇陛下」である。
「陛下」とは階段の下の事で、「天皇陛下」は天皇と人民の取次役を意味する。
即ち、イエス・キリストの神託を預かる預言者が「天皇陛下」なのである。
また、天皇陛下を影で支える皇室祭祀を司る「秦氏」が、イエスの使徒でユダヤ教祭司を司ったレビ人の末裔である事が、サイエンス・エンターテイナーの飛鳥昭雄氏によって明らかにされている。
イエスが説いた「原始キリスト教」は、原始キリスト教徒「秦氏」によって古代日本に持ち込まれ、古神道と融合する形で天皇家に継承されていたのである。
イエス・キリストが天皇家に再臨する……それがどのような形で実現するかは、ここでは論じない。
「ヨハネの黙示録」では、再臨のイエス・キリストが「至福の千年王国」を統治することが予言されている。
イエス・キリストが再臨すれば、私はこのような本を書く必要もない。
だが、それまでの間、世界は終末に向かって、大いなるカタストロフィーへと突き進む。
釈迦、イエス、ムハンマド、ノストラダムスなど、古今東西の予言者たちはそのように警告している。
イエス・キリストが再臨するまでに、地球と人類を滅亡させてはならない。
戦争や環境破壊などによる甚大な被害を、最小限に食い止めなければならない。
まさに、傲慢な野望である。